代表幹事就任のご挨拶

柴垣 和夫

この2007年4月から,幹事の皆さんのご推挙により,経済理論学会の代表幹事に就任いたしました柴垣和夫です。ここで自己紹介は省きますが,ご関心の向きは,私の前任校である武蔵大学のサイト( http://www.musashi.jp/persons/shibagaki/ )に履歴と業績などを掲載しておりますのでご参照下さい。あわせて,事務局長を法政大学の河村哲二会員にお願いしましたこと,それに伴い,学会事務局が立教大学から法政大学経済学部の河村研究室に移動しましたことをご報告いたします。

経済理論学会は経済学の基礎理論から現代資本主義の諸問題の解明までを幅広く取り上げる政治経済学の総合学会として,1959年の創立から48年間にわたって着実な歴史を刻んで参りました。私は創立いらいの会員として,また1980年代以降は,時折の中断はありましたが,幹事として,その一端を担って参りました。学会は近年に至り,特に2004年度の機関誌の季刊化(『季刊経済理論』の創刊)によって,会員の研究成果を広く内外に発信する場を確立し,学会活動の新しい段階を切り開きつつあると言ってよいでしょう。

しかし,同時になお多くの問題や課題を抱えていることも確かです。私自身が感じているその若干を列挙しますと,年次大会(個別報告・共通論題など)の在り方,分野別・テーマ別部会の創設問題,応用・歴史分野の会員の手薄さ,会員の年齢構成の高齢化,女性会員の極端な少なさ(今期の幹事会で女性会員はゼロです),若手研究者の成長への援助・協力,内外の諸学会との交流・協力,綱渡り状態の財政事情,等々があります。これらの諸問題について,他の学会の経験などにも学びつつ,幹事会で論議することはもちろんですが,今後いろいろな機会に会員の皆さんに直接問題を提起し,論議を促して参りたいと考えております。そしてそのためにも,このホームページが会員の日常的交流の場になるよう,その充実を図っていきたいと考えております。

上の点とも関連して,ささやかですが重要なお願いが1つあります。それは,メールアドレスをお持ちの会員の皆さんで,学会のメーリングリスト(ml) に未登録の方(現在約半数に上ると聞いております)に,ぜひ登録してコミュニケーションに加わっていただきたいということです。昨年から地方部会の案内が,原則としてmlで行われるようになりました。mlの利用は財政上の節約にも貢献しますので,ご協力の程をよろしくお願いする次第です。

2年後の2009年は,経済理論学会創立50周年に当たります。この一つの画期を目指して,幹事会並びに会員の皆さんとともに,学会の充実と発展のために微力を尽くすことをお約束して,就任のご挨拶と致します。

(2007年5月1日)