ロシア軍による
ウクライナ侵攻に対する
抗議声明

2022317

 2022 2 24 日に開始されたロシア・プーチン政権によるウクライナへの軍事的侵攻は,国家権力を一面的に濫用した暴挙であり,戦闘による非人道的行為は,人倫の観点からして断じて許されるものではありません。われわれは,ロシア軍による全ての戦闘行為の即時停止,およびロシア軍のウクライナからの撤退と,ウクライナとロシアとの間の紛争の非軍事的解決を強く求めます。あわせて,今次侵攻に反対する世界の人々と幅広く連帯するとともに,とりわけウクライナ,ベラルーシ,ロシアの人々に,国籍,宗教,民族などの相違を超えた連帯を強く呼びかけます。また,侵攻当事国の出身者に対する差別や抑圧にも強く反対します。

 なお,基礎理論から現代資本主義の現実の諸問題までを広く扱う経済学(ポリティカル・エコノミー)の総合学会として,本学会において,今次侵攻をもたらした諸要因や現下の事態について,歴史的経緯を踏まえた学術的な多角的解明と分析を推進する所存です。

 (以上)


経済理論学会代表幹事・幹事(有志)

(代表幹事河村哲二・幹事有志:明石英人,足立眞理子,姉歯暁,池上岳彦,宇仁宏幸,

 江原慶,岡部洋實,小沢修司,小幡道昭,黒瀬一弘,佐々木隆治,清水真志,大黒弘慈,

 竹内晴夫,田中史郎,田中英明,鍋島直樹,日臺健雄,平野健,藤田実,森岡真史,

松尾匡,松本朗,溝口由己,宮澤和敏,吉村信之,米田貢)


ウクライナ侵攻抗議声明20220317.pdf